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ECサイトに関わるシステム構築について(2)-ECサイト

2015/07/07

カテゴリ
ECサイト対応型販売管理システム
タグ
ECサイト

前回に引き続きECサイトに関わるシステム構築について説明します。今回のテーマは「ECサイト」です。

「ECサイト」はインターネット上で商品をPRし、購入してもらうことが目的です。
もちろん、サイトによって目的が異なりますので、商品の「問い合わせ」がゴールである場合であったり、実際の購入は電話で、というケースなど様々だと思われます。

今回は商品をサイトに並べ、利用者に購入してもらう一般的なタイプを想定して記載していきます。

ECサイトの機能

ECサイトの中でも、利用者が閲覧できる「フロント」の機能と、運営会社が管理に使用する「管理画面」の機能があります。

フロント

・会員登録
利用者がECサイトの会員になるための仕組みです。

・ 商品カテゴリ表示
登録された商品をカテゴリ別に一覧形式で表示するための仕組みです。
利用者が購入したい商品を絞り込むために使用します。

・商品詳細表示
利用者が絞り込んだ商品の詳細情報を表示する仕組みです。
最終的に購入を決定してもらうために必要な情報を画面に表示します。

・カート
利用者が購入を決めた商品をカートにためておくための仕組みです。
商品の出し入れや数量の変更なども可能です。

・レジ
カートに入れた商品を購入するための手続きをする仕組みです。
配送先を決めたり、お届け予定日や時間帯の希望を聞いたり、ギフト商品の場合は熨斗の内容を決めます。
また支払方法をどのようにするかも選択し、内容がすべて確認できたら注文手続きを完了します。

・クレジット決済
インターネットショッピングでは、クレジットカードでの決済希望者が非常に多く、欠かせない機能です。
クレジット決済の代行業者が多数存在しますので、業者選定の上、決済の仕組みをシステムに組み込みます。
クレジット決済の他にも、コンビニ支払(前払い・後払い)、銀行振込、代引などの方法があります。
代行業者を活用することによりどれも比較的簡単に実現できます。

・マイページ
会員登録された利用者が、購入履歴の閲覧、ポイントの確認、住所変更など登録情報の変更を可能にするための仕組みです。適切なサービスを提供することにより、リピーターの確保につながる大切な機能です。

・メール送信
利用者はインターネット上でショッピングをした後、注文の状況に応じたメールが送られてくることにより自分の注文がどのような状態か確認することができます。 注文が完了した際の「注文受付メール」や注文が確定した際の「注文確定メール」、出荷手続が完了した際に配送伝票番号をお知らせする「出荷メール」などがあります。

・コンテンツ
ECサイトに利用者を呼び込むためにはしっかりしたコンテンツが必要です。商品の魅力を伝える記事や、商品の紹介につながるお役立ち情報を提供するコンテンツがECサイト内に公開されていると大変効果的です。

ニューテックが運営する「ベイサイドフラワー」では、ECサイトは「EC-CUBE」というオープンソースプログラム(公開されているプログラム)をベースに開発しております。
同時にコンテンツ管理を「WordPress」というブログ作成のオープンソースプログラムで実現しており、これらが一体に見えるように開発しています。

管理画面

ECサイトの運営に必要な情報を入力したり編集するための機能です。
利用者には閲覧できないようになっており、運営会社のスタッフが使用します。

・商品情報の登録
ECサイトに表示する商品を登録します。
商品名や価格、商品画像、販売ステータスなど必要な情報の登録や編集が可能です。

・商品カテゴリの登録
登録した商品を分類するためのカテゴリを登録します。
適切にカテゴリ分けされていることにより、利用者は商品を絞り込みやすくなります。

・商品の並べ替え
商品をどの順番に並び替えるかは大変重要な決めごとです。利用者の目に触れやすいのは1ページ目に表示される商品ですし、1ページ目の中でも左上ほど目に留まりやすく、右下ほど目に留まりにくくなります。
売れ行きなどを勘案しながら、並べ替えを行うことになりますが、表示を自由にアレンジできる機能で実現します。

・サービス内容の編集
サイト内で提供するサービスをコントロールします。地域別の追加送料、商品の販売ステータス(販売中、入荷待ち、販売停止など)の設定など、店舗運営に必要な機能が盛り込まれています。

・新着情報
利用者にお知らせする新着情報を登録する仕組みです。

・コンテンツ製作
利用者に訴求するためのコンテンツを継続的にアップすることはECサイトの運営に大変重要なことですが、簡易にコンテンツを製作する仕組みも含まれています。
ホームページ作成の特別な技術がなくても、ワード文書を作成するような要領でコンテンツが制作できます。

以上「ECサイト」の機能をご紹介いたしました。サイトによって色々と特別な要件があるかと思いますが、そのような要件はシステムのカスタマイズによって実現していきます。

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